5月14日 Iさんの案内で「芦生の杜」境界の山までサルメンエビネの探索に出かけた。
厳しい山行でしたが、初めて自生のサルメンエビネを目の当たりにして感慨無量の気分に浸り、
これぞ花めぐりの山旅の冥利を味わった。
上手のように数株毎に咲いているところもあれば、ポツンポツンと単独で咲いている株もあった。
Iさんご夫婦は昨年山頂近くで数株のかたまりを見つけている。まずはそれを確認に彼は先を急ぎ今年も発見と大音声。
さっそく駆けつけ 我が夫婦ともども全員興奮・歓喜のひと時を過ごした。当然カメラのシャッターは切りっぱなしです。
大満足の気分で昼食をと山頂に向かうと単独登山者がいました。今日出会ったただ一人だが、なんと彼はOB仲間のMさん
でした。彼も毎年サルメンエビネ鑑賞に登って来るそうで、この山の情報をたくさん教えてもらった。
昼食はそれはそれは美味しかったですよ。持ち寄った数々のお菜・果物も当然ですが、サルメンエビネの話題が
最大のご馳走だったそのさまを想像下さい。
下山時はもっと見つけようと ”目がサラ” になる。とまた数株のかたまりを見つけ盛り上がること甚だしい。
下山は長距離になるが、Iさんも初めてのコース。結構下ったところで先のMさんが追い付いてきた。そしてこの辺にも
咲いているはずという。みんなで探すとポツンポツンと咲いているではないか。うれしいうれしいお土産をもらった
気分で快調に下山することが出来ました。
おまけに下山後、登山口までの集落道歩きを彼の車に同乗させてもらい大助かりでした。ありがとう!!
今日は本当に収穫の大きい山行・一日でした。
アプローチの長い長い谷道を走り続けてついた登山口は山塊の奥深い過疎も過疎の集落でした。
登り始めから尾根までは2時間弱の急登の連続です。尾根道はアップダウンがあるが、体も慣れたのかさては
サルメンエビネの出会いに気を取られたのかそれほど苦になかった。トータル3時間近い本格的な山登りでした。
さて今日の収穫
何をおいてもあこがれの自生のサルメンエビを見られたこと・・・自分史に残る1ページを刻みました。
そしてこのところ少し厳しい山行は自分で無理と決めつけていたが、それを打破できたことです。
おかげでまだ登りたい山・見たい花にも希望が持てるようになったことです。
今日のように厳しい山にはまだまだ自然が残されている・花も自ずから保護されていることにも安堵を覚えましたね。